2018年09月13日(木) 「すなわち、彼はヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに行って住んだ」T列王17:5
「すなわち、彼はヨルダン川の東にあるケリテ川のほとりに行って住んだ」T列王17:5
カルメル山でのバアルとの壮大な闘いの前に、主はエリヤをケリテ 川に退かせられた。「ケリテ川のほとりに身を隠せ」、人のいない 隠れた場所で、充分な主と交わり、霊的養い、備え、整えを与える ためであった。しばし人からも離れ、密かな主との交わりが、まさ に働きのため、又、信仰生活のための原動力だ。植物は根が下に強 く張っていないと、上に伸びない。 人に隠れた密室での交わりはその根だ。色々な人が証しをしている。 早朝から深夜まで余りの激務に、体調を崩して、倒れてしまった人、 又、先頭を切って活躍していた中、病気になり入院となった人。最 初はガックリ落胆して、落ち込んだが、天井を見つめる静かな時間 は、常に後回しにしていた、主との幸いな交わりの時とされ、息を 吹き返し、神に立ち返れたと。 休養が必要となり、全く動けず、寝床でじっとしている間に、大切 なものは何なのか、人生このままで良いのかと、立ち止まる時とさ れ、仕事に忙殺され、狂っていた優先順位を正される時とされた。 時に私たちにも、ケリテ川が与えられる。 病気のケリテ川や、入試や就職試験が不合格のケリテ川、思い通り に行かない失望落胆のケリテ川、大きな失敗のケリテ川、別離のケ リテ川、そんな時、悲しみや寂しさ、痛みの中で静かに主と交わろ う。心を主に向けて、余すところなく気持ちを告げ、御声を聞こう。 主はそこで養いを下さり、前進するための力を下さる。新たにされ る。 ------------ 人生の中で辛く不自由な時こそ祈れ、主の御言葉だけを求める得が たい祝福の時だ。今、大切な養いを受けていると信じて、焦らず主 に全てを委ねていよう。