2019年11月13日(水)

「恐れないで、ただ信じていなさい」マルコ5:36  


           
会堂管理者のヤイロが、娘が危篤状態で、主のもとに助けを求めて
来た。足もとにひれ伏し、一生懸命に願った。ヤイロは必死だった。
幼い娘が瀕死の状態なので一緒に来て欲しいと。病気が直って助か
るようにして頂きたいと。主は、願いを聞き入れ、一緒に出かけら
れた。どんなに嬉しかったろう。主さえ来て下されば大丈夫だ、何
とかして下さる。

するとそこに12年長血を患う女性が来て、中断してしまった。彼女
も主の癒しを求めての事だった。危篤で一刻を争うのに、ヤイロは
どんなに気をもんだ事だろう。主が女性に対応しておられる時に、
家から使いが来て、娘は亡くなったと告げた。もう来て頂く必要は
無いと。亡くなってしまったなら、もうどうにもならない。

「遅かった」「もうだめだ」「手遅れだ」「万事休す」だと。しか
し、主は間髪を入れず「恐れないで、ただ信じていなさい」とヤイ
ロに言葉をかけられた。ヤイロは御言葉を受け取り、主と共に家に
帰った。そして主は御言葉通りに、娘を生き返らせて下さった。

信仰を妨げるのが、否定的な言葉だ。「もう遅い」「もうだめだ」
のように。どんどん不安、落ち込み、恐れ、不信仰へ陥って行く。
私たちも、使いの者の「もうだめだ」の否定的な言葉を拒否し、聞
き流し、主の「恐れないで、ただ信じていなさい」の言葉を握り、
信仰に立とう。

心が不安と恐れで落ち込む時は、信仰の言葉の方を捨てて、ネガテ
ィブな言葉を受け入れ、聞いてしまっている。主が目の前の事態を
必ず良きに導かれる。「恐れないで、ただ信じていなさい」の主の
言葉に立とう。
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今日できても明日は駄目ではないか、今日駄目なら明日も駄目なの
ではないかと意識しなければ不安の声がする。「恐れないで、ただ
信じていなさい」の主の言葉は力、信仰で勝利しよう。