2021年03月14日(日) 「するとたちまち、足のくるぶしが強くなり、おどり上がってまっ すぐに立ち、歩きだした。・・神を賛美しつつ、ふたりといっしょに 宮にはいって行った」使徒3:8
「するとたちまち、足のくるぶしが強くなり、おどり上がってまっ すぐに立ち、歩きだした。・・神を賛美しつつ、ふたりといっしょに 宮にはいって行った」使徒3:8
ペテロとヨハネが、祈るために宮に入ろうとする時に、足のきかな い男性が、彼らに、施しを求めた。この男性は、うまれつき足が悪 く、人々に施してもらうために、いつも宮の門に置いてもらってい た。彼は、人に運んでもらわなければ移動できないし、施してもら わなければ生きて行けない。それは人に依存した人生だった。無力 で自分ではどうにも出来なかった。そんな身の上を嘆き、諦めてい たかもしれない。 その日もペテロたちに施しを求めた。するとペテロは「金銀は私に はない」と言った。彼はがっかり落胆したかもしれない。が、その 次に想定外の言葉を受けた「しかし私にあるものを上げよう。イエ ス・キリストの名によって歩け」と。つまりキリストを信じて生き るようにと。 彼はキリストを信じた。無力だからこそ、信じる事が出来たかもし れない。ペテロたちに手を取られ、立たせられようとした時に、足 とくるぶしが強くなり、おどり上がって真っ直ぐに立った。そして 跳ねて歩き出した。神を賛美し、ペテロたちと一緒に、祈るために 宮に入った。 彼は、生まれて此の方一度も歩いた事のない足が、いやされただけ でなく、主を信じ、罪が赦され、救いに入れられた。足と共に、た ましいのいやしをも与えられた。私たちも、いつでも主にすがり、 主の名により立ち上がる事ができる。そして御心を行なって行ける。 ・・・・・・・・・・・ 無力で、自力で動けなかった彼が、施しを求めた。が、キリストを 信じて生きるようにと。彼は信じた。そこに救いを求めてすがりつ いた。それが彼に出来る事だった。彼は見事にいやされた。私たち も弱さの中でこそ、主を知って行ける。主のもとへ行こう。