2021年10月12日(火) 「人から出るもの、これが、人を汚すのです」マルコ7:20
「人から出るもの、これが、人を汚すのです」マルコ7:20
御言葉は、悪はみな、「内側から出る」と言っている。そして人を 汚すのだと。人の心から出るものは悪い考え、不品行、盗み、殺人、 姦淫、貪欲・・と。不思議な感じがするが、外から入ってくるので なく、内側から出ると言っている。外側から入って来るものは、人 を汚すことはないと。しかし例えば対人関係で悩みが生じると、ど うしても相手が悪いと思ってしまう。 相手に原因を探す。相手のせいでこの苦しみが起きているから、相 手次第で、問題は解決するのだと思う。相手が変わる事を願う。し かし御言葉は、相手の問題でなく、自分の内側から悪が出ていると 言う。御言葉がそう言っている。根深い恨み、裁いて見下す心、憎 しみ、復讐心・・それが自分の罪となり、自分の心から平安を奪っ ているのだと。 「隣人を愛しなさい」との律法からはずれているから、心が辛く苦 しい事になっている。そういう事になる。しかし、自分の事は見え ず、相手の問題だとしか見えない。その前の「その心は、わたしか ら遠く離れている」と言われたパリサイ人と同じになってしまう。 なかなか自分の内側は気づけない。しかし新たにされ、御霊を宿す 私たちに、御霊は絶えず働いておられる。 気づきを与えようとされている。闇を照らす光として。そして主の 十字架の血潮により、邪悪な良心がきよめられている。主から目を 離さず、主に近づいて行く時に、御言葉が心に入り、気づきが与え られ、そして従う時に平安にされる。どうであれ、従おうとの意志 がある時、御霊は必ず、御心の道へ、平安な道へと導かれる。 ----------- 相手のした悪を思っていると裁いている自分を意識せずに済むが、 欺かれないようにしたい。ただただ自分の罪に気づきたい。罪赦さ れ主にある平安をうけよう。