2023年04月13日(木)

「真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ讃美の歌を歌っている と、ほかの囚人たちも聞き入っていた。」使徒16:25



福音宣教をしていたパウロとシラスが捕らえられた。着物をはぎ、
何度もむち打たれて、投獄された。暗い牢獄に、足かせの中、ひど
くむち打たれた身体に激痛が走る。そんな状態の中で、彼らは真夜
中に「神に祈りつつ賛美の歌を歌って」いた。すると他の囚人たち
が聞き入っていた。

その悲惨なまでの状況で、不平も不満もなく、湧き上がる賛美に、
囚人たちは今まで見た事のない、この世のものとも思えないものを
見た。すると突然の大地震で戸が開き、かせの鎖がはずれたが、誰
一人逃げず、彼らに従った。そこで目がさめた看守は、囚人が皆逃
亡したものと思い、自害しようとした。

その時、パウロは「自害してはいけない。みなここにいる」と叫ん
だ。驚いた看守はパウロとシラスの前に、震えながらひれ伏した。
看守は主イエスを信じ、救われた。そして看守の家族全員が救われ
た。星野富弘さんは、脊椎損傷で、首から下は動かない身体になっ
た。

深い苦しみと悲しみ、絶望の淵にいたが、聖書に触れ救いに入れら
れた。人生が一変した。絵筆を口にくわえ、花々の絵を描いた。絵
と心から湧き出る詩が、沢山の人に深い感動を与えている。傷つい
た人の心をいやし温めている。彼は信じたからと言って、奇跡的に
身体がいやされたわけではない。

しかし不自由な身体という御心を受け入れ、感謝して生きているか
らこそ、人々を惹きつけ、慰め、力づける。与えられた御心を受け
入れて生きる時、それは大きな証しと用いられる。主の栄光を現す
ことになる。受け入れられるよう、祈りから始めよう。
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順境の日と同じように、受け入れがたい逆境の日も変わらず主のご
計画の中だと主を認めて生きたい。祈ろう。主は見ていてくださ
っている。必ず受け入れられる日が来る。