2023年11月13日(月)

「イスラエルは主がエジプトで行われたこの大いなる御力を見たの で、民は主を恐れ、主とそのしもべモーセを信じた」 出エジプト14:31



映画やビデオでも観る有名な箇所だ。イスラエルの民は、指導者モ
ーセにより、苦難のエジプトから脱出に成功した。しかしすぐにエ
ジプト軍が追跡。後ろに追っ手が迫る中、前は紅海で絶体絶命だ。
えり抜きの戦車部隊と全戦車が追いついて来る。前進も後退も出来
ない。戦いを知らない民が、精鋭部隊と戦うなど不可能だ。まさに
断崖絶壁の窮地であった。

だが主は、この事態の目的を「わたしの栄光を現わす」ため、「民
は大いなる御力を見たので、主・・を信じた」、「民の信仰が強め
られるため」と言われた。私たちも信仰人生の中で、絶体絶命の窮
地に追い込まれる事がある。どうして良いかわからない窮状だ。パ
ニックに陥る。しかしまず落ち着けと言われる。

「恐れるな」「しっかり信仰に立て」「わたしが戦う」との御言葉
を受け取ろう。御言葉の通りに、主は、何と、海の真ん中に道を造
られた。まさに道無き所に、道を造られる。主に不可能は一つも無
い。主が道を造られるので、必ず前に進める。絶体絶命の事態を導
かれる。耐えられない試練は、決して来ない。

「神の栄光」とは、人間ではなく、神にしか出来ない事が起きて、
それがまさに神であるという事がわかる事だ。ある人は経済的窮地
で、ある人は仕事の中で、ある人は対人関係の苦しみの中で、まさ
に奇跡をもって、道無き所に、道を造られる主を経験した。私たち
の窮地は、神の好機会だ。その中で、私たちの信仰が強められて行
く。
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「恐れるな」「しっかり立て」と御言葉が与えられている。自力で
手出しできない最も辛い時に、従う者だけが神の栄光を経験する。
神にしかできない御力を信じ、待ち望もう。