2024年05月14日(火)

「この二つは互いに対立していて、そのためあなたがたは、自分の したいと思うことをすることができないのです。しかし、御霊によ って導かれるなら、あなたがたは律法の下にはいません。」 ガラテヤ5:17


私たちの前に、いつも二つの道がある。一つは、生まれながらの古
い性質で、この世の価値観の中で生きる肉であり、悪魔がその肉に
働き、強く引っ張る。自我を主張する道だ。もう一つは、新しい性
質で、新生した時に与えられた性質だ。御霊が引っ張り、それは自
我に死ぬ道だ。どちらも私たちを引っ張る。

いつも目の前に二つの道があり、自分が選択した方が自分の行為と
なる。その結果が後ろについて来る。周囲に害を流すか、又、神の
栄光を現わすか、どちらかになって結実する。ある人が途中入社し
た時に、配置替えがあり、自分の部署にいた人が、隣の部署になっ
た。その人は、ひどく不満で不快感をあらわにした。失礼な態度に
も、きちんと接していた。

ある時、目に余る言葉と態度に傷つき、腹立ちで一瞬、言い返そう
と思った。しかし瞬間、「これは自我!」との思いが来て「神
様!」と助けを叫んだ。その瞬間、出た言葉が「ごめんなさいね。
私が来たばかりに、配置が替わって」と。すると相手はさっと表情
が変わり、驚いて「いえいえ、あなたのせいじゃないわ」と言い、
それ以後、相手の態度が一変し、和やかな関係になった。

彼女は一瞬、主を仰いだ。「主を選べないから助けて!」と。悪魔
は狡猾で、肉の欲に絶えず誘惑して来る。「一言言い返せば、すっ
きりする」しかしそれは肉だ。一瞬快感はあるが、後悔が来て平安
を失う。瞬間々、自我か主かの選択だ。瞬間、主を呼ぼう。その信
仰に応えて、助けて下さる。
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いかに素早く反撃できるか、肉の要求はいつもそう働きかけてく
る。そういうところから救い出されたことが感謝だ。御霊の導きに
従おう。自分の内にはない主の平安と喜びに満たされる。