2005年01月14日(金)

「ぶどう酒が赤く、杯の中で輝き、なめらかにこぼれるとき、それを見てはならない。あとでは、これが蛇のようにかみつき、まむしのように刺す」(箴言23:31)



こんな話がある。さそりが火に取り巻かれ、「私を助けて下さい」と言う。「しかし、助けたらお前は私に噛付くではないか」「いいえ、絶対に噛付きません。お願いです、助けて下さい」それで助けると、案の定噛みついて来た。「噛付かないと言ったではないか」「噛付くのは私の本性だから、どうしようもないのです」酒にも様々な誘惑にも言える事だ。誘惑をもてあそんではならない。戯れるな。飲み込まれ、刺し貫かれる。誘惑には人を破滅する力がある。身を慎み、祈りによって誘惑の対象を避け、離れるのだ。私達に出来る事は避けて、ひたすら離れる事。それによって守られる。自分は大丈夫と火遊びをすると、大火傷をする。誘惑を避けよ。
――――――――――――
誘惑に乗って行って、無事に戻って来れるほど、私達は強くも賢くもない。ただ誘惑から、自分の一番弱い所を避け身を守る事だ。