2005年12月14日(水)

『イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた』(マルコ4:39)

弟子達は暴風雨の中で、主に
無視されているように感じた。
「私が溺れて死にそうでもなん
とも思われないのですか」と、
何ともすねた言い方だ。主は
余りの疲労で、舟のともの方で
熟睡しておられた。しかし、主
はちゃんと弟子達を心に留めて
おられた。その証拠に、嵐を静
めて下さった。私達は試練の中
で、孤独で、一人だと感じる時、
よく叫ぶ。「主よ、あなたは何
とも思われないのですか!」。
自然界の嵐を一言で静められた
主は、私達の心の嵐を御言葉で
静めて下さる。主の言葉で心の
波風は、すーっと、なぎになる。
私たちの思いを越えて、深く思
いやり、愛して下さっている。
試練の嵐の中で、何よりも主の
御声を聞こう。心騒ぎは止み、
大なぎになる。もし状況が変わ
らなくても、主のお心を知り、
平安にされる。
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溺れ死にそうになるが、決して
溺れない。四方八方から苦しみ
が来るが窮しない、途方に暮れ
るが決して行き詰まる事はない。
必ず向こう岸へ行ける。主が同船
しておられる。