2007年08月14日(火)

「すると、盲人は上着を脱ぎ捨て、すぐ立ち上がって、イエスのところに来た」マルコ10:50


盲人バルテマイは乞食をして、人からのお恵
みで生きていた。どんなにか辛く悲しく、プ
ライドも傷ついていた事だろう。目は見えな
いが、主の噂を耳にしていた。愛深いお方で、
奇跡をされ、多くの人が癒された事を聞い
ただろう。その方が近くに来られたと聞くや、
憐れみを求めて大声で叫んだ。周囲が制止
したが、聞かずにますます叫び立てた。彼を
黙らせようと大勢がたしなめた。「大勢で」
抑えなければならないほどの勢いであり、求
めであった。主は立ち止まられ、彼を呼ぶよう
に言われた。バルテマイは主の応答に、上着
を捨てて、主のもとへ行った。この上着は彼
にとって貴重な、どうしても必要な物、無く
てはならぬ必需品であった。彼はそれをもう
不要だと捨てた。なぜなら主は癒して下さる、
必ず癒される、すでに癒されたと信じた「信
仰」のゆえだ。その信仰の通りに癒された。
彼は今いる場所から「立ち上がって」主のもと
へ行った。このお方に従って行くために、一
歩を踏み出した。私達はどうだろう。この
世の恩恵すべてを捨ててでも、主のもとへ
行きたいか。もしだめだった場合にと、上着を
着たまま行くか。それとも、この世の恩恵の
方が良くて、主のもとへ行かず座ったままだ
ろうか。
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彼は何も目に入らないほど全身で主を求め
た。主は求めに答えられた。私達も信仰に一
段階前進するよう主は招いておられる。示
されている一歩に、自分を捨てて立ち上が
って従おう。