2009年05月13日(水) あるいは罪の奴隷となって死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです」ローマ6:16
あるいは罪の奴隷となって死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです」ローマ6:16
コ−リ−・テンブ−ムは、迫害されるユダヤ人を家にかくまったため、政治犯として捕らえられ、姉と共にドイツの強制収容所に送られた。 そこでは過酷な労働と圧迫の中、日々100人を越える人々が死んで行った。 身体の弱い姉もその収容所で亡くなった。書類上のミスで、奇跡によりコーリーは生き延びて、その収容所を出た。戦後そこでの体験、主の愛と奇跡を世界中で講演して回った。 ドイツでの講演の後、握手を求めて通路を歩いて来る人々の中に、かつての収容所での残忍非道な女看守を見た。残虐な仕打ちを受けた相手だ。身体中が凍りついた。 「主よ。彼女だけは無理です。絶対に赦せません」心も凍りついていた。 その相手は言った「私は主を信じました。私を赦してくれますか」私には出来ません。 主よ!見上げたその瞬間「私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちに注がれているからです」の御言葉が臨み、全身を包み溶かされた。 「あなたを赦します」コーリーの「選択」だった。 赦さずに憎み続ける道と、古い自分に死に新しい御霊の導きを選び取る道、常に二つの道が目の前にある。 自我は自分を、姉を、虐待した相手を憎んでいたい。赦さない。しかし御霊は赦される。 二つの道の選択だ。「できません、助けて下さい」と叫ぼう。 その時、選択できるようにして下さる。従順の奴隷となって義に至るように、助けて下さる。 -------------------- いつもどちらかを選択しながら生きている。感情のまま、思いのまま、葛藤せずに歩き、失敗ばかりしているかもしれない。けれど忘れずに神様に助けを求めよう。自分の内にはない義の道へ必ず導いて下さる。