2010年01月13日(水)

「さあ、立って、この土地を出て、あなたの生まれた国へ帰りなさい」創世記31:13



神は、「あなたをこの地に連れ戻そう」というヤコブへの約束を成就された。しかし、その約束の成就に、1年や2年ではない、何と20年の歳月を要した。短い月日ではない。気が遠くなるほど長い年月だ。

私たちは、なかなか待てない。待つ事が苦手だ。しかし、神は早急にではなく、地道に、歳月をかけながら、こつこつと、私たちを導かれる。今の1日1日は、主に在って、練られきよめられ、造り変えられる途上にあり、1日も決して無駄な日は無いという事だ。

必ず時は満ちて、「神の時」は到来する。約束が、成就して行く時には、よく見ていると、予兆がある。状況が少しづつ変化して行く。ヤコブの周囲の状況も変化して行った。

ラバンの息子達が、父の物をみなヤコブが盗んだとの言い方をする。ラバンの態度も以前のようでなくなった。好意的でなくなり、このままなら争いが生じ、問題が起きそうだ。ヤコブへの対応が違って来て、微妙な空気を感じ取る。

そんな状況の中で、はっきりと主の御声が臨んだ。「あなたの先祖の国へ帰りなさい」「さあ立ってこの土地を出て、あなたの生まれた国へ帰りなさい」。今こそ約束の時が来た。

私たちも、状況の「変化」を見落とさないでいよう。そして、明確な神の御言葉が臨む時は、御心へと行動を起こすべき時だ。
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その時を信じつつ、神様に問いながら、神様から目を離さずに待っていよう。御言葉を通し、心が不思議と整えられ門は開かれる。自分の思いで目が曇らぬよう、よく見極めて行けますように。