2011年05月13日(金)

「あなたの信仰が、あなたを救ったのです。安心して行きなさい」ルカ7:50


一人の女性がいて、「不道徳な女、罪深い女」と言われていた。確かにそのような生活をしていた。しかし、その女性が主イエスに出会い、罪赦され、彼女は大きく変わった。だが、人々の偏見の目は、そのような彼女を認めなかった。ある時、主が、シモンの家に招かれている事を知り、香油のつぼを持って、シモンの家に行った。皆の目は、案の定、軽蔑の目であり、冷ややかであった。しかし、主への愛は押さえきれず、主の後ろへ行き、足もとに立ち、涙で主の足をぬらし、自分の髪でぬぐい、口づけして、香油を塗った。

主の足は、汚れていた。普通なら、客人の足をまずきれいに洗うのが習慣であり、汚れたままであるはずがないことだった。だが、それを見た人々は、顔をしかめた。しかし、主は女性の愛を、心を受け取られ、彼女に「あなたの罪は赦されています」と罪の赦しを宣言され、「あなたの信仰が、あなたを救ったのです。安心して行きなさい」との言葉をかけられた。

「安心して行きなさい」何と幸いな言葉だろう。何の恐れも心配も無い、いっさい無い、安心しなさい。何という安堵だろう。もし、罪を持ったままなら、傷があるままなら、どうして安心などできるだろう。すべての罪が赦され、傷が癒されたなら、心底の安堵が隅々にまで広がる。あなたにはこの安心があるだろうか。
あなたにも「安心して行きなさい」と語って下さっている。
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誰よりも多く罪を赦されたと感じ、誰よりも多く愛されていると自覚できるのは何と幸いな事だろう。世界中でただ一人であるかのように私を愛してくれている主を私も心を尽し愛して行きたい。