2012年05月13日(日)

「あなたはわたしの名のために家を建ててはならない・・多くの血を流してきたか らである。見よ。あなたにひとり子が生まれる・・彼がわたしの名のために家を建 てる」T歴代22:8



ダビデは、主のために、神殿建設を願った。しかし、その願いは退けられ、身か
ら出る世継ぎの子が建設するとの、御心が示された。神殿建設は、次世代に委ね
られており、そして、その者が一つの家を建て、主がその王座を堅く立てると。

ダビデは神殿建設を望んだが、主からの答えは「ノー」だった。私たちもこのよ
うな事を経験する。自分の心からの願いに「ノー」が突きつけられたなら、どう
だろう。

二つの反応ができる。一つは、思い通りにならない事に、やる気が失せ、又、反
抗的態度になるかも知れない。もう一つは、「ノー」を受け入れ、では、主の御
心が成し遂げられるために、自分は何をすべきかに焦点を当てる。

ダビデは、「ノー」を受け入れ、息子ソロモンが建設するとの御心を知り、その
ための準備に回った。これがダビデの信仰であり、素晴らしさであった。政治的、
経済的な安定がなければ、神殿建設は不可能だ。そのためにダビデは諸外国の敵
と戦い、着々と基盤を築いて行った。

「主は、行く先々で勝利を与えられた」御心に従うダビデに、主が連勝を与えら
れた。そしてダビデは、次々と膨大な戦勝品を、建設資金として主に献げて行っ
た。自分の道が閉ざされた時、ダビデにならおう。自分に与えられた御心がある。
それに従おう。主はすでに大きな祝福を備えていて下さる。

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ダビデの思いとは違ったが、息子ソロモンにより神殿建設がなされるとの恵みを
受けた。自分の願いは「ノー」であり、御心が自分の思いと違う所にあることが
ある。その時に、ノーを受け入れ、では、御名が崇められるために、自分はどう
動けば良いかを、主に問うて行こう。主の栄光のために用いられる事になる。