2013年04月12日(金)

「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」Tテサロニケ5:18


感謝する事について、私たちは日頃どのようだろう。目の前の状況が思い通りに行っていれば、感謝できるが、目の前の現実が厳しければ、どうだろう。現在の自分の環境が不満であり、受け入れたくない状況であれば、感謝することができない。信仰人生、思い通りに行く時だけの感謝だろうか。あとは、不満や思い煩い、イラ立ちで過ごすのだろうか。一つでも思い煩いがあれば、気持ちがふさぎ、落ち込んでしまう。心重く暗い気持ちになる。

しかし、主は「すべての事について感謝せよ」と言われる。こんなに状況が厳しいのに、なぜ感謝できるのだろうか。私たちは、摂理の中に生かされていて、人生に起こる出来事は、神の深い配慮と計画の中にある。神に行き当たりばったりは無い。すべてが神のみ思いの中で動かされている。創造主であり、愛である主が、ご自身の明確な意志によって私たちの人生を導かれ、万事益となるように働いて下さる。

思い通りではない、苦しみにも、神の深いご計画がある。兄たちの妬みで、売られたヨセフが、結果的にエジプトの宰相となり、飢饉の際に父や兄たちの命を救う事になる。「私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、実に、神なのです」。あなたがたでなく、神だと言った。ここに摂理があり、間違いの無い神の計画がある。だから見える所は、あたかも刺繍の裏側のようで、ぐちゃぐちゃでも感謝できる。
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感謝する事により、思い通りでない中にある様々な神様の備えや恵みが見えてくる。そして、まだ見ていない祝福もまた信じ喜んで今を豊かに生きて行ける。主にあって今日も喜び、ことごとに感謝して歩んでみよう。