2013年06月11日(火)

「ダビデは、『アヒトフェルがアブシャロムの謀反に荷担している』という知らせを受けたが、ダビデは言った『・・アヒトフェルの助言を愚かなものに』」Uサムエル15:31 

    
アヒトフェルはダビデの議官であったが、ダビデの息子アブシャロムの謀反に荷担しているとの知らせが来た。その時にダビデは祈った。ダビデがそう祈ったのは、アヒトフェルが知恵に満ちた助言をするからだった。当時、その助言は、人が神の言葉を伺って得る言葉のようであり、ダビデにもそのように思われた。アヒトフェルは、アブシャロムに次のように助言した。

ダビデのそばめの所に入るなら、父に憎まれるような事をしている事になり、従う民は勇気を出すと。それを聞き入れ、アブシャロムは全イスラエルの前で、父のそばめ達の所に入った。ダビデの姦淫の罪が赦されたが、これは厳しい痛い刈り取りであった。「白昼公然と、あなたの妻達と寝るようになる。あなたは隠れてそれをしたが、わたしはイスラエル全部の前で、太陽の前で、この事を行おう」と。

続けてアヒトフェルは作戦をアブシャロムに告げる。今夜、ダビデを襲い、王だけを打ち殺し、すべての民を連れ戻すと。しかし、アブシャロムはフシャイの意見も聞いた。フシャイはアヒトフェルの作戦に反対し、ダビデに良いようにうまく計った。アブシャロムは、フシャイの作戦を取り入れた。これは神がダビデの「アヒトフェルの助言を愚かなものにして下さい」の祈りの答えだ。

主が彼の優れた謀り事を、打ち壊そうと決めておられたからだ。私たちも窮地に立つ時、まず祈ろう。祈りには何よりも大きな力があり、神は働かれる。
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人のプランも策略も主のご計画の前には何の力も無い。絶体絶命の中で頼るのは主だ。ダビデのように、主に尋ね、主に祈り、失望せずに望みを主に置こう。