2013年09月11日(水)

「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけが成る」箴言19:21



     
エサウとヤコブの双子の兄弟が生まれた時に、「兄が弟に仕える」と、神の御心が示された。アブラハムに約束された祝福は、弟ヤコブにより成し遂げられて行くと。兄弟が成長して行く時に、父はエサウを、母はヤコブをそれぞれ偏愛した。兄弟も霊的な事柄に対する、それぞれの心が違っていた。兄のエサウは、長子の権利などよりも、すぐ目の前の、自分を満たすものが大事であった。

そのため、お腹がすいて死にそうなら、今、お腹を満たすものが重大であり、そんな時に長子の権利など何の価値も無かった。
しかし、ヤコブは違っていた。ずる賢くて、計算高い人間だが、神に関する事に心が向き、価値を見い出していた。そのため、その長子の権利も祝福も欲しかった。母リベカと共謀して、父と兄を欺いた。

間違いは、神がヤコブに与えられるものを、自分の力とで策略で、肉で奪い取ったことであった。イサクも、兄が弟に仕えるという神の御心をわかっていたのに、自らが偏愛するエサウに祝福を与えようとした。それもまた肉によるものだ。アブラハムとサラが女奴隷ハガルによって子供を持った事と同じだ。

家族皆が、主を認め、主の御心に従うのでなく、自分の思いを遂げるために動いて行った。家庭崩壊で、皆が不幸せになり、ヤコブは家におれなくなった。
どんなに人のプランを成し遂げようとしても、全主権を持たれる主のご計画が成る。結果的に、ヤコブが祝福を受け継いで行く。主の御心が成就するが、信仰を持って、従順に従うならどんなに良いだろう。
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最善に見える計画でも主の御心でなければ必ず主は示され閉ざされて行く。いつも主の御心の中を安心して歩んで行きたい。強い思いがあればよく祈り、まず主に明け渡そう。