2014年01月13日(月)

「互いに愛し合うべきであるということは、あなたがたが初めから聞いている教えです。カインのようであってはいけません・・」Tヨハネ3:11

 

「カインのようであってはいけません」カインになるなと言われる。カインは、なぜアベル殺害に至ったのか。普通の兄弟げんかではなく、神への献げ物の事だった。神への献げ物が、アベルだけは受け入れられ、カインは退けられた。カインは激しく怒った。しかし、カインは主にどこが間違っていたかを問い、悔い改めて、正しく献げ直せば良かった。

しかし、その怒りの矛先がアベルへと向かい、アベルを激しく嫉妬し、嫉妬は強い憎しみに高じた。それは行為へと及び、カインはアベルを殺害してしまった。大きな罪を犯してしまったが、それには、まずカインと神との関係に問題があった。神との関係が、すべての基だ。私たちも神の前に正しくない時、罪の性質は人を妬み、憎んで行く。妬みは、誰にも根深く巣くう罪だ。

祭司長たちが主を十字架につけたのも、サウルが自滅して行ったのも妬みだった。妬みから憎悪へ、そして殺人へと発展して行く。しかし、新しく生まれた私たちは、すでに「死からいのちに移った」とある。新しい性質は、神の性質であり、その性質は兄弟を愛して行く。愛さないのではなく、愛して行こうとする。

御霊を宿した人は、つまづいたり、転んだりするが、愛せない事を悲しみ、必ず愛そうとして行く。それが救われている「しるし」だと。いつも御前に自らの愛の無い姿を認め、悔い改め、主と正しい関係でいよう。その時、御霊が働き、助けて下さり、御霊によって兄弟を愛して行ける。
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苦い思いは愛せない人に対してではなく、愛せない自分を悲しむとこから来ているのかも知れない。御霊様の示しに素直に従い主との正しい関係の中にとどまっていたい。