2014年08月12日(火)

「私がナバルの手から受けたそしりに報復し、このしもべが悪を行なうのを引き止めてくださった主が、ほめたたえられますように」Tサムエル25:39



ダビデはサウルに、命をつけ狙われ、逃亡していた。しかし、それ
にもかかわらず、困窮する者、王に不満を持つ者たちがダビデのも
とに集まり、総勢600人にもなった。荒野にいた時、裕福なナバル
に、ダビデは使いを遣わし、食糧を求めた。というのも、ナバルの
家畜をダビデたちが守っていたので、親切を求めたのだ。

ところが愚かで無思慮なナバルは、ダビデを非難し使いの者たちを
追い返した。そのためダビデは400人の部下と報復に向かった。これ
をしもべが、ナバルの妻アビガイルに告げた。このままでは主人や
一家が皆殺しにされてしまうと。聡明なアビガイルの素早い判断と
機転で、事なきを得た。

ダビデに、即、多くの食料を贈り、ダビデが復讐しないよう、謙虚
に、知恵をもって進言した。ダビデは、アビガイルによりナバル討
伐を思いとどまった。アビガイルの行動が無ければ、ダビデも肉で
復讐していただろう。それはダビデが、アビガイルを遣わした、神
を見ていたからだった。

彼女を通して「今日、あなたを私に会わせるために送って下さった
神」、「悪を行なうのを引き止めて下さった主」と言っている。
神がとどめて下さったので、自分は罪から守られたと。ダビデはこ
の事に神を見ていた。私たちも、御霊が進言し、肉の思いをとどめ
て下さる。そのために、御霊は私たちの心の内に示し、促し、又、
人を通しても示して下さる。御霊の進言に従おう。
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主が御霊を通し、御心を教えてくださらなければ、いつも感情に突
き動かされて間違った道を突っ走ってしまう。様々な場面で御霊の
促がしに敏感になり、素直に調整を重ねつつ御心に歩んで行きたい。