2020年02月11日(火)

「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか」ヤコブ4:1



人は「羨んでも手に入れる事が出来ないと、争う」とある。自分の
欲求が満たされない時に、問題行動を起こすと。つまり問題行動の
裏には、満たされない心がある。主からの平安に満たされた心が、
問題を起こす事は無い。「妬みや敵対心のあるところには、秩序の
乱れや、あらゆる邪悪な行いがある」、欲求不満があり、妬み、い
ら立ち、怒りがあり、相手を攻撃して行く。

欲しいものを手にするためには、人殺しまですると言っている。報
道で目にする犯罪や事件も、個人の対人関係で起こる事も、しかり
だ。邪悪な行いがある時、幾ら自分を正当化しても、その心の奥に、
自分が持っていないものを持つ相手への妬みがあると。その時に、
自分の力で得ようとするのでなく、神に拠り頼み、祈れと言われて
いる。「あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わない
から」だと。

肉の思いと肉の力で、手に入れようとしている時に、そこに神も、
祈りも無い。まず、神に向かう祈りが大切だ。主に求めよと。祈っ
ても与えられない時は、隠れた思いをすべてご存じの神に、心の内
の動機を探って頂くようにと。その願いの動機は何だろう。自分の
評判のためか、自分が信仰的に見られたいがため、自分の栄光のた
めだろうか。

未信者の夫が、親が、救われて欲しい事の動機は、家族が信仰者に
なると、「自分が」楽になれるからだろうか。心の底にあるものを
御霊は探り出し、軌道修正して下さる。そして「すべての良い贈り
物は、上から来る」、恵みを豊かに与えて下さる。神にのみ期待し、
望みを置いて行く時に、心が平安にされるので、人を羨む事から守
られる。
-------------
人の持っている物を羨み、欲しいと思う時なぜすぐに祈れないのだ
ろう。そこに真っ直ぐに主に向かえない肉の思いがあるからだ。祈
らず自分の力で得たいという思いが主の平安を消してしまう。