2021年12月13日(月)

「『外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。から の器を。それも、一つや二つではいけません』」U列王4:3



エリシャは預言者の集団を従えていたが、一人が亡くなった。その
妻が、大変な心痛の中、更に経済的困窮に見舞われた。借金があ
り、
貸し主が二人の子供を奴隷にすると、エリシャに訴えて来た。エリ
シャは「何をしてあげようか」と、「家に何があるか」と尋ねた。
家には油の壺一つだけと。

エリシャは、近所から空の器を借りて、その壺の油をつぐように
と。
彼女は多数の壺を集め、次々に油をついだ。油は無くならず、器の
分だけ出て来た。そして最後までついだ時、油は止まった。それを
売って負債分にし、残りを生活費にするようにと。主は彼女の子供
たちを守られた。

主は、私たちにも「何をしてあげようか」と問うて下さる。そこで
は空の器が満たされた。神は虚しい、空の心を満たして下さるお方
だ。私達の心はどうだろう。空の心を様々なもので満たそうとす
る。
富、仕事、趣味、名誉、愛する人、人からの賞賛、自己実現・・し
かし満たされない。それで別のものへと、移り渡るが満たされな
い。

神のもとへ、空の、虚しい心を持って行く時に、聖霊で満たして下
さる。神以外のもので満たそうとしても、心はいつまでも空のまま
だ。他のもので埋めようとしていないだろうか。又、器に余分なも
のが入っていないか。プライド、虚栄心、貪欲・・それなら、主は
満たす事ができない。それらを認めて明け渡そう。主は空の器を満
たして下さる。
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いらないもの、捨てるべきもので心を一杯にしようとしている。何
をしてあげようかとの主から問いに、まず空にしてくださいと祈り
たい。空の器で主の豊かな満たしを待ち望もう。