2022年03月13日(日)

「愛する者たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せな なさい」ローマ12:19



新生した私たちは、新しい性質と古い性質を持つのだが、古い罪の
性質は、悪に、悪で仕返しをしようとする。攻撃には反撃を。何か
言われたなら、言い返すと、すっきりする。悪口や批判を受けると、
倍返しをしたいと思う。怒りを晴らしたい。

しかしこの復讐は、ますます怒りを増幅させ、互いの間を裂き、憎
しみや敵対心の連鎖を生み、害毒を流し、これらの行き着くところ
は死だ。何も生み出さないし、何の良い事もない。人への恨みや憎
しみは相手でなく、自分自身を損なう。自分が辛い。平安と喜びが
ない。

結局、相手に支配を許して、自分の人生を壊してしまうだろうか。
特に被害者である場合、悪いのは相手で、自分は悪くないので、相
手への憎しみ、恨みが根深くあるが、そこに目が向かない。心に闇
を持つ事になってしまう。「人から出るものが、人を汚す」とある
ので、人を汚すのは、自分の内の思いだ。外側からのものは、私た
ちを汚すことが出来ない。

あるがまま主のもとに行き、心の諸々を、憎しみ、敵意を打ち明け
よう。主は取り扱い、悔い改めに導き、苦悶の心を平安に変えて下
さる。主が必ず正しい裁きをされる。主が、悪に報いると言われて
いる。復讐はわたしのする事だと。主が復讐して下さる。だからい
っさい自分で復讐をするな、わたしにゆだねよと。私たちのする事
は、主にゆだねることだ。

・・・・・・・・・・・・
「復讐はわたしのすること」「わたしが報いをする」と言われてい
る。「神の怒りに任せよ」と。主はすべてを見ておられ、すべてを
ご存じだ。主が正しい事をして下さる。自分でどうこうせずに、そ
の主にいっさいをおゆだねしよう。