2023年01月13日(金)

「私は彼がきっと出て来て、立ち、彼の神、主の名を呼んで、この 患部の上で彼の手を動かし、このらい病を直してくれると思ってい たのに」U列王5:11



将軍ナアマンは、らい病をいやしてもらうために、エリシャを訪れ
た。しかし、将軍自らが訪ねているのに、エリシャは顔も出さず、
使いの者に伝言だけした。その扱いに、ナアマンはプライドをひど
く傷つけられた。ましてや、厳粛な儀式によりいやすのではなく、
ヨルダン川で七回身を洗えと。受け入れられたものではない。

ダマスコにもっと良い川があると怒った。ナアマンはひどく傷つい
たからだ。主はこのナアマンのプライドをご存じで、エリシャを通
して、砕こうとされた。自分はいっぱしと思い、人よりはましで、
上と思い、又、自分の思いに主を従わせようとする態度は、どうだ
ろう。ナアマンだけだろうか。人間のプライドは、主の恵みと決し
て相容れない。

主はナアマンに、真の救いを、真のいやしを与えるがために、あえ
て通された。彼の非常に高いプライドが取り扱われる必要があっ
た。その時、しもべたちがナアマンに進言した。難しい事を言われ
たならプライドが保てた。しかし余りにも簡単で、又、人々の目に
さらされる奇異な、恥である状況にプライドが許さない。だが、と
にかく言われる通りしてみてはどうかと。

ナアマンはその言葉に耳を傾け、プライドを捨てて従った。すると
完全にいやされた。あなたも今、問題はプライドだろうか。悶々は
プライドによる事だろうか。主に祈ろう。取り扱い、祝福へと導い
て下さる。
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難行苦行なら自分を頼りにやってみようとするが、ただ受け取るだ
けの簡単なことなら信じられない。主の恵みは何と奥深いのだろ
う。御言葉に従順になれないプライドは何と遠回りをさせるのだろ
う。