2023年03月13日(月)

「彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王 座をとこしえまでも堅く立てる」Uサムエル7:13



ダビデは、主のために神殿建設を願った。だがその願いは聞き入れ
られず「あなたの身から出る世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立
させる」と。つまりダビデの子が神殿建設を成し遂げると言われ
た。ダビデ自らが神殿建設を望み、願ったが、主からの答えは「ノ
ー」だった。

時に私たちも、このような状況に直面する。自分の切実な願いが、
「ノー」である時、どうだろう。二つの態度が取れる。一つは、
思い通りにならない状況に失望落胆し、やる気を失う。又、怒り、
反発し、いじけてしまう。もう一つは、「ノー」を、主からのもの
と受け止め、では、主の御心が成されるために、自分はどう動けば
よいのか、何をすべきで、何が出来るかを考える。

ダビデは後者だった。主からの「ノー」を受け入れ、息子ソロモン
が建設するとの主の御旨を知り、そのための準備に回った。これが
ダビデの信仰で、素晴らしさであった。政治的、経済的安定がなけ
れば、神殿建設は不可能だ。ダビデは諸外国の敵と戦い、次々と勝
利し、着実に基盤を築いて行った。

「主は、行く先々で勝利を与えられた」御心に従うダビデに、主が
連勝を与えられた。そして膨大な金銀の戦勝品を、建設資金に献げ
た。自分の願う道が閉ざされた時、ダビデにならおう。へりくだっ
て、主の御心が成し遂げられるために、自分は何が出来るかを問お
う。主は必ず用いて下さり、大きな祝福を下さる。
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主のご計画の前に自分のプランが先立ってしまわないよう、いつも
主との関係を見失わずにいたい。建設の総責任者は主だ。主の導き
を信じて、自分に出来ることを祈っていこう。