2023年10月13日(金)

「主よ。あなたは私のともしび。主は、私のやみを照らされます。」 Uサムエル22:29



私たちは、思い込みがある時、目の前の物事を正しく見る事が出
来ない。目の前に青色のセロファンを置いて見るなら、景色が青
色に見える。赤色のセロファンなら、景色が赤色に見える。同様
に、もし自分の思い込みや偏見で、物事を見るなら、目の前の事
態がその色にしか見えない。事実ではなく、自分の思い込みだ。

ありのままの景色を見るにはどうすればよいか。景色の問題でな
く、自分の偏った、間違った見方の問題だ。そこに気づきが与え
られる事だ。ある人が対人関係でトラブルが起きたが、どうして
も、相手が悪いとしか思えなかった。自分は被害者であり、何も
悪くない。しかし心に喜び平安が全く無い。心は辛くて、重苦し
く、暗いままだ。

余りにも心が苦しいので、主の御前に出て、あれやこれやと心の
内を、あるがまま打ち明けつつ祈っていた。その時、御霊は示さ
れた。自分は被害者だと思っているので、自分は正しいと思って
いて、全く気づかなかった。だが自分は相手をさばき、敵対心を
抱き、憎んでいる。そこに愛のかけらも無かった。憎しみ、裁き、
高慢、これは紛れもなく、自分の罪であった。

平安が無かったのは、罪を犯していたからであった。相手は関係
無く、自分は自分の罪として、御前に悔い改めた。その時、平安
が戻り、心が安堵で満たされた。この平安は何ものにも代えられ
ないものだ。被害者だと思う裏に、憎しみや妬み、高慢が潜んで
いて気づかない。御霊は、私たちの見えない心の闇を照らし、気
づきを与えて下さる。
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ありのままが見えていないかも知れないと心に苦い思いがくり返
し来るとき、主に祈り聞いていこう。いつも御霊の平和に満たさ
れているよう、主が照らし示してくださる。罪は悔い改めよう。