2023年11月12日(日) 「ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた」 Tサムエル1:10
「ハンナの心は痛んでいた。彼女は主に祈って、激しく泣いた」 Tサムエル1:10
私たちは、思い煩いが増す時にどうするだろう。み言葉に「何 も思い煩わないで」とあるが、そうは言われても・・と思うだろう か。あるいは、考えないようにするだろうか。不安や虚しさを考 えたくなくて、予定をいっぱいにし、走り回る人々がいる。しかし ふっと心に浮かぶと暗くなる。 そんな時、主は、自分で何とかしようとせず、逃げるのでもなく、 ことごとくを主に告げよと言われている。「願い事を主に知って いただけ。そうすれば主の平安が臨む」と。祈りの人と言われ るハンナは、不妊に苦しんだ。又、もう一人の妻で子どもを持つ、 ペニンナのいじめに苦しんだ。 神に祝福されていないという、周囲の白い目に苦しんだ。心が 辛さと悲しみと痛みと嘆き、怒り、いら立ちでいっぱいになり、も うどうにもならなくなった時、立ち上がって、主のもとへ行った。 そして、ことごとくを祈りに持って行った。自分で抱え込んだまま 苦しむのでなく、祈りのために立ち上がった。 ハンナの心は痛みで、主の御前で激しく泣いた。又、長く祈り、 主と交わった。心を注ぎ出し、つのる憂いといらだちを、主に吐 き出し、思いも感情もことごとくを主にぶつけた。主は、私たちの 感情も、思いも、ありのままを受け止めて下さる。 私たちを極みまで愛し、あわれんでいて下さるからだ。ハンナは 主に受け止めて頂いて、エリの「安心して行きなさい。その願い が叶えられるように」との言葉で、もはや以前の顔でなく、すっき りし平安になった。主のもとへ行き、ことごとくを告げよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 問題が来た時に、考えたくなくて、避けたり、逃げたりしていたい。 その瞬間は忘れるが、しかし、それはずっとそこにある。主は、 解決して下さるし、導いて下さる。それをまず主のもとに持って 行こう。祈りの中でゆだねて行く時に、必ず感謝へと導かれる。