2024年03月13日(水)

「・・ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始 めた。そこで民衆は、『神の声だ。人間の声ではない。』と叫び続 けた。」使徒12:21



初代教会が、どんどん宣教に前進していた時に、ヘロデ王が立ちふ
さがった。極悪非道な人物であり、彼は十二使徒の一人ヤコブを迫
害し殺害した。それがユダヤ人の気に入ったのを見て、ヘロデは人
々に取り入るために、次にペテロを殺害しようとした。彼は王であ
り、トップだ、何でも自分の思い通りになると思っていた。しか
し主がそこに関与され、阻止された。

4人1組の兵士、4組の厳重な監視の中、御使いが現われ、鎖が解
かれ連れ出された。ペテロは奇跡をもって救い出され、番兵達を処
刑したヘロデ王は、自分に栄光を帰しているまっただ中で、主に打
たれ、虫にかまれて息絶えた。ヘロデは人々の歓心を買うことに躍
起であった。権力と地位を使い、自分の欲望のまま、思うがままに
振る舞った。

人々から「神の声だ」とほめ上げられ、それに酔いしれ、自分に栄
光を帰した。その結果、高慢のために滅んでしまった。私たちもヘ
ロデから学ぶことができる。主を差し置き、押しのけ、自分が王と
して、心の王座に君臨していないだろうか。それなら欲望のままに
行動してしまう。

ペテロやパウロは人々から崇められ、慕われる時も、「栄光は神
に」の立場を決して崩さなかった。彼らの信仰であった。心の王座
にいるのは、主だろうか、自分だろうか。人の目が気になり、人に
認められたい誘惑が絶えず来る。そんな自分を認め、主のもとへ行
こう。そして、気づく度に御前に明け渡せるよう祈ろう。
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多くの恵みや導きに守られているのに、どれだけ主に栄光を帰して
来ただろう。簡単に自分の努力を喜んでしまう。悔い改めたい。こ
の世の賞賛はヘロデのようにすぐに終わる。主に感謝し主に栄光を
帰して歩みたい。