2008年04月10日(木)

「・・神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」ローマ8:28

人生は、自分の思い通りには行かない。
ほとんど思い通りでないと言っても過
言ではない。しかし、人生で大切な事
は、思い通りにうまく行く事ではなく、
何が起きても、どうなっても「大丈夫
だ」と思える安心感、信頼感ではない
か。「永遠の腕が下に」あり「すべて
のことを働かせて益」とされるお方が、
世の終わりまでいつも共におられる。
「すべて」の事であり、一つの例外も
無い。今、あなたが思い煩っているそ
の事、不安なあの事、すべてだ。私達
の身に起こる事に、御父の目的があり
意図がありご計画がある。何があって
も「極みまで愛して下さっている神が
私の生涯を確かなご計画をもって、御
手により導いて下さっている」との大
きな安心感がある。わけのわからない
運命に、ほんろうされているのでは無
く、確固たる御手の中にあるとは、何
と平安な事だろう。そして益とすると
は、自分にとって都合良く結果する事
ではなく、次の節の「御子のかたちと
同じ姿に」変えられて行くという意味
だ。一つ一つの出来事を通して、御子
に似せられて行く。ヨセフは理不尽な、
波瀾万丈の人生であった。しかし、状
況ではなく、そこに神を見て、信仰に
よって歩み続けた。だから人の悪意さ
え、神が良いことのための計らいとさ
れたと告白できた。「すべて」自分が
起こす失敗も、又、人からの悪意も、
すべてを働かせて、私たちを主の似姿
に変えて行って下さる。
・・・・・・・・・
逆境の中にある時、これが神様のご計
画と思えないかもしれない。けれど、
その中にあって、全てが御手にあり、
必ず神様は最良をなして下さると信じ
ることが信仰だ。