2025年10月01日(水)

「すると、イエスは言われた。『それを、ここに持って 来なさい』」マタイ14:18



大勢の群衆が、主の言葉を聞きに集まっていた。男だけでも五
千人だ。昼も過ぎ、弟子たちは主に、皆を解散させ、各自食物
を買わせて欲しいと願った。主は、弟子たちで、食べ物を与え
るよう答えられた。すると、ここにはパン五つと魚二匹しか無
いと。

その時、主は「それをここに持って来なさい」と言われた。主
は、それを用いて奇跡をされ、群衆は全員が満腹した。主は、
私たちの手にある物を、主のもとへ携えるようにと。私たちの
持つ物は、極めて微少かも知れない。だが、無きに等しいよう
なものでも、それが主の御手に渡る時に、主の栄光を現わすた
めに用いられる。

こんな小さなものが、何にもならないと思う。しかし主が用い
て下さる。重大な事は、それが、自分の手にあるか、主の御手
に渡っているかだ。そして、又、主は、食物を弟子たちの手に
渡され、彼らが群衆に配った。主が奇跡をされたが、配ったの
は弟子たちだ。主は、彼らにその働きを任せられた。

人々に糧を届けるために、あなたも用いて下さる。自らの資源
でなく、人々に与えるものを、主が与えて下さるということだ。
主から渡されたものを、人々に渡して行く。そして人々は満た
される。自分からのものではない。

「それを、ここに持って来なさい」自分の持てる物を、自分自
身を主に持って行くだけだ。それだけだ。人々の祝福のために、
用いられるとはどんなに嬉しい事だろう。主のもとに、持って
行こう。
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自分の手にあるものは、いつもわずかだ。御言葉に従おうとす
る時、こんなものが何になろうとの思いが必ず来る。素直に主
の御言葉に従いたい。主を信じ、主に手渡そう。