2009年10月12日(月)

「あなたが王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない」エステル4:14



ハマンの悪巧みにより、王も巻き込まれ、ユダヤ人は絶滅の危機に至った。この時、ちょうどエステルが王妃の立場にいた。前妃ワシュティが退けられ、代わりに王妃と選ばれていたのだ。

エステルの養育者モルデカイは、使いの者を通して彼女に、この事態を王に申し上げ、王にあわれみを求めるよう告げた。王に召されないで、王のもとへ行くなら死刑だ。
しかし、エステルは、モルデカイの「あなたの今の地位、立場はまさにこの時のためでは」との言葉により、命がけで王のもとへ行く事を決意する。

このエステルが用いられて、ユダヤ民族が救われた。その時に丁度のタイミングでエステルがそこにおり、彼女は命をかけて自らの使命を果たした。ヨナタンは、ダビデをどこまでもつけ狙う、父サウルに進言した。ダビデの良いことを話し「王よ。あな
たのしもべダビデについて罪を犯さないで下さい」王に向かって言う事はどんなにか勇気がいる。

しかし、彼はその立場にいた。ダビデを深く愛し、彼の事をよく知っていた。父サウル王にも一番近くよく知っていた。ヨナタンにしか出来ない事であり、彼だけが出来る事であった。彼は自分に出来る事をなし、使命を果たした。私たちも置かれた立場があり、あなたにだけにしか出来ない使命がある。使命を果たして行けるよう祈ろう。
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意味もなくこの場にいるのではない。誰もが、もしかしたら、この時のためにという出会いがあり、その立場でしか成し得ない事のために今の場所にいる。神様の摂理を信じ最善を成していこう。