2011年05月12日(木)

「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです」マルコ5:34


12年もの間、長血を患っていた女性がいた。その間、多くの医者にかかったが直らず、財産を使い果たしていた。長い間、日々どんなに恐れと不安にさいなまれ、苦しみと辛さの中にいた事だろう。必死に、懸命にあれこれと努力し、やってみた事だろう。しかし「何のかいもなく」、努力の成果なく「悪くなる一方」であった。更に悪化し、すべての道が閉ざされ、絶望だった。

そんな時に主イエスの事を聞いた。必死な思いであり、着物にでも触ればきっと直ると信じ、主の着物に触った。すると触った途端、癒された。主は「だれが触ったのか」と触った人物を捜された。人の心の中まで見抜かれる主は、誰が触ったのか、聞くまでもなくご存じであったろう。しかし女性のために、女性が主ご自身と接触するようにされた。

そのまま帰ってしまえば、身体は癒えたが、残りの人生、主と何の関係も無く生きて行くことになる。すると彼女は「ひれ伏し」「イエスに真実を余すところなく打ち明けた」。「安心して帰りなさい」との宣言を受け、12年間の苦しみ、悲しみ、傷、痛みが癒された。「すこやかでいなさい」心身癒され救いを受けた。

「安心して」何という心身貫く安堵だろう。私たちも主に自分の気持ち、悩み、苦しみを「余すところなく」隠さずに打ち明けよう。主は癒して下さる。又、主は一刻を争うヤイロの娘へと向かう途上に、女性に対応された。熱心に一途に主を求める魂を、主は必ず顧みて下さる。
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病が癒されるだけが救いではなく、主に委ね頼る信仰が与えられたから、どんな中でも今のままで幸せですと心の内から喜ぶことが出来る。主との交わりを感謝し、今日もすこやかに過ごそう。