2011年06月11日(土)

「主は、『見よ。彼は荷物の間に隠れている』と言われた」Tサムエル10:2 2


イスラエルの民は、他国のように、自分たちも王が欲しいと訴えた。主は、「彼
らを治めているこのわたしを退けた」と指摘。サムエルの警告に関わらず、強い
民の求めに、神はサウルを王として与えられた。
主の霊が下され、当初、サウルは主に従い、素晴らしく用いられていた。しかし、
徐々に保身、自らのメンツ、自分の栄光へと、道をはずして行ってしまった。サ
ウルの生涯から様々学べる。

父の雌ロバを探す箇所で、サムエルの事を知らず、霊的な事柄に疎かったようだ
が、しかし、最初は良かった。一国の王が選ばれたその時、荷物の間に隠れて
いた。皆より、肩から上だけ脊の高いサウルが、その大きな身体をかがめて隠れ
た。
「私はイスラエル部族のうちの最も小さいベニヤミン人・・つまらないもの、どう
してこのような事を言われるのですか」と言ったサウルは、自分は小さな者であ
ると自覚し、イスラエルの王などと、大勢の民を見た時に、戸惑い、尻込みした。

ある婦人が重要なポストに抜擢された。大きな責任が伴い、自らの能力、体力や
家庭の事、辞退する理由は様々見つかった。自分では荷が重すぎ、断りたかった。
しかし、まず主の御心を求めようと祈った。夫は「やってみたらいいよ。家の事
は出来る限り協力するよ」との賛成の言葉。環境に何の問題もなく、開かれてい
た。

丁度デボーションで、サウルが召しに関わらず、戸惑い尻込みしているこの箇所
が自分と重なった。主からものなら受けようとの決心与えられ、主に拠り頼み受
諾した。その結果、今まで自分も知らなかった、自らの賜物を知り、自分らしく
能力が発揮できて、神の栄光現され、周囲に仕える事ができた。自分自身も喜び
が与えられた。

・・・・・・・・・・・・・
目の前の事態に、自分には出来ないと思っても、まず主の御心を求めよう。導き
を受けたなら、従おう。主は必要な力を与えて下さる。今、尻込みしてるなら、
信仰によって受け取ろう。今まで知らなかった主の力を経験し、一歩成長させて
下さる。