2011年08月12日(金)

「罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである」創世記4:7


カインとアベルが献げ物を持って来た。アベルの献げ物は受け入れられ、カインの物は受け入れられなかった。その時、受け入れられなかったカインは激怒した。しかし、神は「あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる」と言われ、御言葉によると、問題はカインの側にあり、正しく行っていなかった。「正しく行なったのであれば、まっすぐ立っておればよい」とある。

神の御前に、動機と行為が正しければ、心に不安が無い。心平安であり、まっすぐに立っておれる。私たちの日常生活も同様だ。動機が正しければ、心にやましいところが無ければ、立っておれる。カインは自らを省みる事なく、受け入れてくれない神が悪い、問題だとばかりに怒った。そして、その矛先を、神に受け入れられたアベルに向け、激しく嫉妬し憎んだ。

「正しく行なっていないのなら、罪は戸口で待ち伏せし」罪はあなたを支配してしまう。「それを治めるべきである」、罪を悔い改めることだ。でなければ、その罪に飲み込まれ、支配されてしまう。罪を侮ってはいけない。それが罪の恐ろしさだ。アベル殺害後も「アベルはどこにいるのか」と神は、尚もカインに悔い改めのチャンスを下さった。神へのいけにえは、砕かれた、悔いた心だ。神はそれを喜んで受け入れて下さる。そして完全な赦しを与えて下さる。
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罪はいつで私達を恋い慕って待っている。恐ろしい現実だ。にわかに沸き起こる怒りや苦い思いをすぐに主に告げ祈ろう。罪に束縛され、罪を結実させることのないよう繰り返し悔い改め捨て去ろう。