2012年01月12日(木)

「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」マタイ14:27


弟子たちは、湖で向かい風に漕ぎあぐねて、立ち往生、悪戦苦闘していた。困難のゆえに、前に進めずに、四苦八苦している状況だ。私たちも、悩みや問題に、どうしてよいかわからず、方策尽きて、行き詰まってしまう。主は「ひとりで山にのぼられ」弟子たちのために祈っておられた。いつも私たちのために執りなしていて下さる。そして、パニックになっている「彼らのところへ行かれ」、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と御声をかけられた。

私たちも恐れでいっぱいだ。目の前の状況を恐れ、人を恐れ、将来の事を恐れ・・そんな私たちにも御声をかけて下さっている。「恐れることはない」。なぜ、恐れるのだろう。それは、常に変わることなくともにいて下さる、主を見失ってしまうからだ。一緒にいて下さるのにわからない。凄まじい状況に飲み込まれると、状況しか見えない。神が見えなくなる。心騒がせ、おじ惑ってしまう。

今、目の前の厳しい状況に、不安と恐れでいっぱいだろうか。思い煩いしかないだろうか。主は「わたしがともにいる」と、「恐れるな」と言っておられる。主が舟に乗り込まれた途端、風が止んだ。状況でなく、主を見て、御言葉を心に受け取る時、心の嵐がおさまり、心に平安が臨む。
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誰もが恐れや不安で思い煩うが私達には「しっかりしなさい。わたしだ。」と言われる方を知っている。恐れや思い煩いをそのまま祈りに変えよう。必ず平安が臨む。