2015年05月12日(火)

「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか」創世記3:1 



 

エデンの園で、エバはサタンから誘惑を受けた。「園のどんな木か
らも食べてはならないと、本当に神に言われたのか」と。無神論者
や、神否定で来るなら、最初から警戒して対応するが、「神」を出
して来て、神を認めていると言わんばかりなので、警戒心がゆるん
でしまう。「食べてはならない」との言葉に、エバは反応し、そう
ではないと、「食べてよいのです」と教えようとばかりに応答する。

まず、サタンと会話を始めてしまった事が失敗だった。拒否すべき
であった。サタンは巧妙に会話に引き込んで来る。一番自分の関心
のある所に、心惹かれる所に訴えて来る。エバは沢山ある木々の中
で、善悪の知識の木のもとにいた。主はアダムに御言葉を語られた
ので、エバはアダムから伝え聞いていた。

しかし「触れてもいけない」「死ぬといけないからだ」とは言われ
ていない。「取って食べてはならない」「必ず死ぬ」だった。うろ
覚えであったエバは、その時にアダムに聞けば良かった。又、その
時に、すぐにその場で、祈って主に助けを求めることができた。

だが、エバは「神のようになり、善悪を知るように」なりたかった。
その誘惑には抗しきれなかった。サタンに「決して死にません」と
言われ、神の言葉「必ず死ぬ」と正反対なのに、もはや見抜けない。
自分は弱いということを踏まえ、祈っていよう。主に拠り頼んでい
よう。
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自分中心の善悪の基準へと向かって行きたい、サタンはその隠れた
思いを引き出させる。会話していくなら御心から遠く引き離されて
しまう。気づけるよう御言葉に固く立てるよう、祈っていよう。