2015年08月12日(水)

「牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる」箴言14:4 




牛や馬を使って、農業をしていた頃は、牛や馬を飼育しなければな
らない。牛舎や馬小屋は日々汚れる。常に掃除し、えさをやり、糞
を片付けなければならない。毎日、毎日、骨の折れる作業だ。重労
働であり、手がかかる。しかし、牛や馬は、農作物の収穫のために
は、どうしても必要不可欠だ。それによって収穫ができる。しばし
ば余りの大変さに、牛さえいなければと思う。飼葉おけを汚したく
なければ、牛や馬はいないほうが良い。

しかし、「牛の力によって収穫は多くなる」。多くの収穫を得るた
めには、牛や馬は重要な存在だ。人の手だけでは、収穫に限りがあ
る。同様に、私たちは、何かを成し遂げようとするなら、犠牲が必
要とされる。手間ひまかかり、面倒で、煩雑なこともあり、様々な
関わりが出て来る。まさつが起き、問題も起きてくる。しかし、牛
がいなければ、何の手間も、面倒なこともないが、収穫は全く期待
できない。そのように、私たちも喜びや感動や成長がない。

人生、ひたすら問題の無い事、安穏無事だけを願うなら、飼葉おけ
はきれいなままだが、豊かな収穫を得ることはない。苦労の後の喜
びを味わう事もない。今、何かすべき事が示されているか。骨が折
れ、手間がかかるだろうか。あるいは、対人関係の関わりだろうか。
難題があるかも知れないが、しかし、豊かな収穫が備えられている。
目の前の、御心に従おう。
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事を成そうとすると骨が折れストレスもあるだろうが、労苦を避け
ていたら主にある豊かな充実感も主の栄光も知り得ない。避けたい
導きがあるなら、今朝この御言葉に学ぼう。