2016年05月12日(木)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさらない」詩篇55:22


私たちは、何か突如の苦境、困難な事態が起きた時、どうだろう。
パニックになり、不安と恐れに襲われる。そこで主は「恐れるな」
と御声をかけて下さるのだが、不安でたまらず思い煩ってしまう。
あれやこれやと思い煩い、ああでもない、こうでもないと思い煩う。
そして勝手にシナリオをどんどん描き、最悪の結果を予想し、ドー
ンと落ち込む事になる。

「思い煩うな」との御言葉を何度も何度も聞き、よく知っている。
それで思い煩ってはいけないと頑張る。が、思い煩わないようにし
ようと、すればするほど、ますます思い煩いに落ち込んで行く。幾
ら頑張っても出来ない。自分の信仰はどうなっているのかと不安に
なる。御言葉は、あなたの思い煩いを神にゆだねよと言っている。
自分で何とかしようとするのでなく、神に明け渡せと。

今度は、この不安と思い煩いを委ねようとするが、委ねられない。
「委ねた〃」と思い込もうとするが、不安と恐れはすぐに戻る。幾
ら頑張っても委ねられない。自分が握っている。「主は、あなたの
ことを心配していて下さる」、主の愛に、主の真実、主の配慮に、
思いを馳せよう。

今までどんなに真実に関わり、愛し続けて下さっただろう。あの時
も、この時も。しっかり思い起こしてみよう。そして委ねる事がで
きない事を主にありのまま告げて、祈って行こう。主は必ず助けて
下さる。
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不信仰でいつも見えるところで動揺する弱い者であっても、主を知
り、主がしてくださったことを経験によって知っている者だ。思い
煩う古い自分を頼らず、はるか主を仰ぎ祈ろう。