2016年08月12日(金)

「わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる」Uサムエル7:12



ダビデは、主のためにと神殿建設を願った。しかし、その願いは退
けられ「あなたの身から出る世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立
させる」、つまり彼の子が神殿建設を成し遂げると言われた。ダビ
デ自らが神殿建設をしたかったが、主からの答えは「ノー」だった。
時に、私たちも、このような状況に出会う。

自分の切なる願いが、「ノー」と言われた時どうだろう。二つの態
度が取れる。一つは、思い通りにならない状況に、失望落胆してし
まい、やる気を失い、又、いじけてしまう。もう一つは、「ノー」
を、主からのものと受け入れ、では、主の御心が成されるために、
自分はどう動けばよいのか、何をすべきで、何が出来るかを考える。

ダビデは、主からの「ノー」を受け入れ、息子ソロモンが建設に当
たるとの御心を知り、そのための準備に回った。これがダビデの信
仰で、素晴らしさであった。政治的、経済的安定がなければ、神殿
建設は不可能だ。ダビデは諸外国の敵と戦い、次々と勝利し、着実
に基盤を築いて行った。

「主は、行く先々で勝利を与えられた」御心に従うダビデに、主が
連勝を与えられた。そして膨大な金銀の戦勝品を、建設資金に献げ
た。自分の思う道が閉ざされた時、ダビデにならおう。へりくだっ
て、主の御心が成し遂げられるために、自分は何が出来るかを問お
う。主は用いて下さり、大きな祝福を下さる。
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祈りの答えがノーであったなら、主の御心はどこにあるのか、へり
くだり悟れるように祈りたい。主のご計画を信じ希望を持って次の
導きを待とう。