2019年12月12日(木)

「しかし、もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります」ヤコブ3:14



ある人が、趣味の会で、一人の人から攻撃を受けた。いじめであり、
傷つき、帰宅しては泣いた。だが自分はクリスチャン、何とか相手
を愛せるように祈るが、幾ら祈っても何も変わらなかった。会を辞
めれば済むのだが、趣味自体は楽しみであり、辞めたく無かった。
又、ある人は職場で、一人の相手がずっと自分に対抗して来た。意
見を出したり、提案をしても、何を言ってもことごとく反対して来
た。

強い敵対心を感じ、辛くてたまらず、段々と出社の足が重く、その
内とうとう体調を崩してしまった。これら二人共、主の御前に出て、
辛い、悶々とした気持ちを主に告げて、祈った。それがどちらも祈
りの中で気づかされた事が、相手から妬まれているという事だった。
御霊からの気づきだった。

趣味の会の女性は、以前から習っていたので、上手に出来、皆から
賞賛されていた。職場の男性は、営業成績がトップだった。上司か
ら評価され誉められ、可愛がられている自分が妬ましかったのだと。
それがわかった時、どちらもが、相手が違って見えた。自分も妬む
者であり、自分を妬まなければならない相手がかわいそうに思え、
相手のために祈れるようになった。自分が変えられた。

すると心の重苦しい鉛が消えてしまった。妬みは誰しもに深く巣く
う根深い罪だと言われている。どうであれ、問題を主のもとに持っ
て行く時に、取り扱われ、主の解決へと導いて下さる。
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苦い妬みや敵対心を覚える時、同時に自らの劣等感と向き合う。
痛い思いを流さずに気づいたところから主に悔い改めたい。外に現
われない罪は沈殿していく。主に解決してもらおう。