2020年09月11日(金)

「イスラエル人はまた、主の目の前に悪を行なった。そこで、主は七年の間、彼らをミデヤン人の手に渡した」士師6:1



士師の時代は暗黒時代であり、霊的指導者がおらず、イスラエルは
自分勝手に歩んでいた。「めいめいが自分の目に正しいと見えるこ
とを行なっていた」とある。 偶像に走っては外敵に襲われ、主に
叫び求める。すると、士師を遣わし救い出された。その繰り返しが
士師記に記されている。ミデヤン人が襲って来た時に、非常なる苦
しみを通った。

攻撃を受け、山の洞窟やほら穴で生活をした。又、種を蒔くと、襲
われ、収穫を荒らされた。敵はいなごの大群のように来て、家畜の
餌すら残さなかった。これらは民、自らの罪のなせるわざであり、
主は気づきを与えようとされた。せっぱ詰まった状況だったろう。
住まいを追われ、洞穴生活で、食糧は何もかも持って行かれ、どん
どん切迫し、追い詰められて行った。

とうとう苦痛の余り、民は、主に助けを叫び求めたのだ。これは、
主に立ち返らせるために、主が送られた苦難であった。人は、ギリ
ギリの限界状況にならない限り、神を求めない。平穏無事な生活の
中では、人は、自分の力で生きて行ける。そのため神無しで生きて
行く。そして支障なく生きて行けてしまう。今、あなたも問題、悩
みがあり、ストレスの中にいるだろうか。主を新たに知る機会だ。
主に叫ぼう。

民が苦しみの中で、主に叫び求めた時、主は祈りに答えられ、一人
の預言者を遣わされた。そしてギデオンを召し出し、敵を打ち負か
された。主は必ず叫びに答えて下さる。あなたにも御言葉示し、指
針を与え、周囲の人を通し、助言を与えつつ、導いて下さる。
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追い詰められなければ主を求めない者だ。問題が片付きひと息つく
とまた好き勝手に歩んでしまう。試練を通して、本当に必要として
いるものを気づかせてもらおう。主を心に据えて歩もう。