2021年10月10日(日) 「世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行なう者は、 いつまでもながらえます」Tヨハネ2:17
「世と世の欲は滅び去ります。しかし、神のみこころを行なう者は、 いつまでもながらえます」Tヨハネ2:17
アブラハムは主から御言葉を受け通り、生まれ故郷、父の家を出て、 主の示す地へと旅立った。甥のロトは祈る事もなく、伯父について 行けば何か良い事があるかとついて行った。アブラハムへの主の溢 れる祝福のゆえに、双方の所有物がどんどん増した。増え過ぎて、 しもべ間で争いが起こり、とうとう同行困難となった。 それで別れる事となり、その際にアブラハムは、まず先にロトに好 む土地を選ばせた。そして残った土地を自分が取った。ロトは祈る 事もなく、伯父に敬意を払い譲る事もなく、見た目で、より良い肥 沃な地を選んだ。しかしそこは、後に滅ぼされるソドムとゴモラで あった。悪徳の町、不道徳で堕落した地であった。 「ロトはソドムの近くまで天幕を張った」とあり、最初はソドムの 「近く」だった。自分は大丈夫だと思う。近くても、自分さえしっ かりしていれば大丈夫だと。しかし悪魔の誘惑は強く、次には、ロ トはソドムの門に座っていた。門に座るのはその町の名士だ。ソド ムの中に入り込んでしまっていた。 自分は大丈夫との態度は、命取りだ。主に拠り頼まなくてはならな い。ソドムで、この世の地位と名誉に生きていたロトは、娘婿を滅 びから救い出せず、妻さえも失ってしまった。主を第一に従って行 く事が、アブラハムのごとく豊かな祝福の道だ。 ・・・・・・・・・・・・・ 主に頼らず、自分の肉の判断は誤ってしまう。「人の目にはまっす ぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である」とあり、方 向違いに向かってしまう。主を仰ぎ、主に尋ねよう。又、自分は大 丈夫が非常に危険であることをロトを通して教えられる。