2022年03月12日(土)

「神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてく ださったのです」創世記45:6



父ヤコブは、兄弟の中で年寄り子であったヨセフを誰よりも可愛い
がった。特別に袖つきの長服を着せたが、それは他の兄弟たちの妬
みを買った。ヨセフも彼らの悪い噂を父に告げていた。妬みは憎し
みとなり、兄たちはヨセフを殺害しようとするが、ルベンが殺害を
止めて、穴に投げ込んだ。

丁度そこに隊商が通り、ユダの提案により売られて、異国の地エジ
プトへ。ヨセフは家族と離され、どんなに不安と恐れであったろう。
しかし「主が共におられたので」エジプトで主人の好意を得、祝福
された。だが主人の妻に陥れられ、濡れ衣で投獄の身となる。ヨセ
フの心はいかばりだったろう。

尚も「主はともにおられ」恵みを施され、監獄長の心にかない重ん
じられた。絶望的な中で、「共におられる主」を信じ、ヨセフはそ
の場〃で、ベストを尽くして生きた。すべてが主の主権と愛の中に
ある事を信じたので、委ねる事ができた。結果的に総理大臣とされ
た。

主の摂理により、ヨセフが先にエジプトに遣わされ、大飢饉の中、
ヤコブと一族を救う事となる。パズルが埋まる時に、主の深いご計
画が見えて、主の栄光を拝する。ヨセフは、「私をここに遣わした
のは、神」と信仰によって捕らえた。兄たちの悪行でなく、信仰に
より、それも摂理のもとに用いられた神を見た。

人生に起こる出来事を、神のメガネで、神視点で見てみよう。神を
主語にして、受け取り直してみよう。今までわけがわからなかった
事柄に光が差して来る。神と神のご計画を見せられる。

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「エジプトに売ったのは兄たち」だが、信仰により受け取り直すと
「エジプトに遣わしたのは神」となる。神が遣わされたのだと。飢
饉から一族を救うために。同様に、私たちにも起こる出来事に意図
とご計画がある。パズルが埋まる時にわかるようにされる。