2023年02月09日(木) 「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神をそれを、良いことの 計らいとなさいました」創世記50:20
「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神をそれを、良いことの 計らいとなさいました」創世記50:20
ヨセフは、ヨセフを妬んだ兄たちの悪意により、エジプト行きの隊 商に奴隷として売られた。実際は「兄たちが」ヨセフを売った。し かしその事実について、全く別の見方をしている。それは「神が」 自分をエジプトに遣わされたのだと。ヨセフが、予めエジプトへ行 く事により、飢饉からヤコブ一族の命を救うためだったと。 だから、兄たちに心を痛めなくてよいと。すべては主のご計画と、 事実を信仰によって受け取り直している。「あなたがたは、私に悪 を計ったが、神はそれを良いことのための計らいとされた」。「あ なたがたは、私に悪を計った」と事実をはっきりと言っている。故 意の悪意だと。だが神は、それを良い事の計らいとされた。 人の悪意さえも、深いご計画、摂理のもと、神がそこに働かれて、 万事を益とされる。今はわからないが、後でその意味がわかる。あ なたも人の悪意で傷つけられただろうか。人から不当な、理不尽な 扱いを受けただろうか。神はそれを良い事に結果させて行くと。人 の故意の悪意ですら、あなたのために良い事とされるなら、恐れる 事は何もない。 それにより練られ、きよめられ、成長させられ、信仰が培われて行 く。主のかたちへと変えられて行く。その悪意があったからこそ、 今、この大きな祝福を受けていると、必ず言えるようにされる。 状況でなく、人でなく、「神」を主語に置き換えて、事態を受け取 り直そう。大きな平安に包まれる。 ------------ つらい対人関係や環境は人生を圧倒してくるように思えるが、見て いくところは、神との関係だ。今は理解できなくても神のご計画の 深さを信じよう。後の計画のために必ず用いてくださる。