2023年05月12日(金)

「御霊の一致を熱心に保ちなさい。」エペソ4:3 



ピリピの教会に、不一致の問題が記されている。パウロはユウオデ
ヤとスントケに、主のもとに一致するようにと書き送っている。厳
しい迫害があり、どうしても内部の一致が必要であった。一致し、
志を一つにして行けるのは、「キリストにあって励ましがあり、愛
の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがある」から
だと。

一致を妨げるものが、「何事でも自己中心や虚栄から・・」の通
り、「自己中心」と「虚栄」だと。自己中心は、「私は・私の・私
を」であり、どこまでも「私・私・私」だ。「私の考え・私の気持
ち・私の意見」が重大で、それが重んじられず、受け入れられなけ
れば、分裂となる。「虚栄」とはプライドであり、自分は特別であ
って、自分が認められたい。

そして、一致に必要なものが「へりくだり」だ。それは「互いに人
を自分よりもすぐれた者と思う」ことで、「キリスト・イエスの思
いを、思いとして行くこと」だと。私たちは皆、自分のメガネと物
差しを持っていて、自分の思いが大切であり、固執してしまう。
又、肉は自分の利得を求める。これが妨げとなり、相手を正しく見
る事ができなくなる。

これを捨てる時に、つまり主に従う時に、偏見と独断が除かれ、相
手の立場に立ち、理解して行ける。主は、神であられたのに、その
栄光、特権の何もかもを捨て、ご自分を無にして、来て下さった。
十字架の死にまで従われた。自分には出来ない事を認め、主を仰ぐ
時、聖霊の助けが臨み、導いて下さる。
------------
自分が出来なくて主を仰ぐように、誰もが弱くて主に支えられなが
ら歩んでいる。自分が自分がと思うときに気づきたい。主を仰ぎ、
へりくだって歩みたい。