2006年03月12日(日)

「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません」ヨハネ3:30

私達の一番の願いは、信仰の成長ではな
いだろうか。主イエスが盛んになられ、
古い自分が衰えて行く。これが信仰生活
の成長だ。自分にとってこれこそが支え、
力、命だと思って来たものが取り去られ、
崩されて行く事を通る。それは、非常な
苦しみと痛みだ。自分の命そのものだか
ら。しかしそのようにして、自分自身が
砕かれて、小さくされて行く経験をする。
そして、まさにその時こそが、主に出会
う時だ。頭で知っていた事が真に自分の
ものになる。人間的には、最も自分の醜さ、
小ささ、無力を知る時であり、一番辛い
時だ。何も支えにならず、頼れず、自
分は何者でもない、倒れるばかりであり、
すべてを失ったように感じる。最も惨め
な時だ。しかし、その時こそが、実は大
いなる祝福の時だ。主と面と向かい、主
の愛に真に触れる。それまでは頭だった
とわかる。痛いが、古い自分が衰えて行
く事が、心の中で御霊の支配が広がり、
喜びが増し加わる事だ。
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自分の命であるものを献げた時、初めて主が
わかる。主が命となられる。それまでは主が
よくわからない。献げた時、自分が命だと思っ
ていたものが、ちりあくただとわかる。