2008年01月12日(土)

「娘よ。このことがどうおさまるかわかるまで待っていなさい。あの方は、きょう、そのことを決めてしまわなければ、落ち着かないでしょうから」ルツ3:18

ナオミは、神を信じ、自分について来
た嫁ルツの将来についてよく考え祈っ
ていた事であろう。親類であり、ルツ
に目をかけてくれているボアズ、その
信頼に足る誠実な人柄、彼がふさわし
いと考えた。ナオミはルツに指示を与
え、ルツは言われた通りに従った。買
い戻しを願い、その権利を持つボアズ
の足もとに寝たのだ。すると更に近い
親類がいるので、その人が放棄するな
ら自分が買い戻すと。ナオミは、その
更に近い親類という障害を越えて、必
ずボアズがルツを買い戻す事、それが
神の御心であり、成就する事を信じた。
それで、この事がおさまるまで待てと、
確信持って言えた。神が働かれるから、
成り行きを見守っているようにと。立
ち動く事をいっさいせず、ただじっと
しておれと。つまり人間的な動きを止
めることだ。私達はこれが大変難しく
て出来ない。必ず何かしようとするし、
その方が楽で、安心なのだ。目に見え
ない神をただじっと待ち望む事は非常
に難しい。又それは、何もせず手をこ
まねいているのではなく、なすべき事
はして待つという意味だ。ルツは自分
の分を果たし、ナオミに言われた事を
すべて果たした。だからこそ、次にす
べき事はそこで安息し、委ねてただ神
がされる事を、祈りの内に待てばよい。
あなたにも、今なすべ事を果たし、神
を待てと言っておられるだろうか。
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ルツはナオミの指示の通りに、従順に
従った。人の側で、神に示された通り
の事を、御心を行なった後、結果を、
神に期待して待つということだ。示さ
れた事を行なう事と、後は委ねて平安
に待っておればよい事を教えられる。