2001年08月11日(土)

「イエスは、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた」(マルコ1:35)

アイルランドの有名なあるフルート奏
者は、人生の熟年期に入った時、老
化による技術低下を自覚した。彼は
毎日、基礎の練習から始めた。音階
が微妙に崩れているのを発見し、愕
然とした。演奏会はうまくこなせた。
しかし、基本が崩れていたのだ。そ
の基本からやり直したのだった。私
達の信仰生活も同様だ。神から離
れるのは少しづつ少しづつだ。知ら
ぬ間に霊的な事柄への食欲が失せ
てしまい、この世が魅力的なものに
なっている。平安は無い。主イエス・
キリストはどんなに忙しくても、父なる
神との交わりを、決して欠かされな
かった。神との交わりは信仰生活
の基本だ。あなたに平安が無く、
道にそれているなら、基本に戻れ。
神との個人的な時間を取れ。御言
葉に親しみ、神に祈る時間を確保
せよ。疲れ果てた、ある男性は職
場の屋上で昼休みに静かなひと
時を持った。彼は霊が生き返るよ
うに、潤いが戻るのを経験した。