2008年05月12日(月)

『ペテロは「鶏が鳴く前に三度、あなたは、わたしを知らないと言います」と言われたあのことばを思い出した』マタイ26:75

ペテロは主を否んでしまった。
裏切りなど最も大きな部類の罪
だ。主に対して大変な、取り返
しのつかない事をしてしまった、
どんなに後悔しただろう。かつ
て他の弟子たちがみな主を捨て
ても、自分だけは大丈夫と豪語
した。大そうな自信だ。ペテロ
は自分を知らなかった。それは
肉の自信であり、自分の力に頼
んだものだった。その自信はも
ろくも崩れ粉々に砕け散った。
主はペテロの弱さをご存じであ
った。しかし、ペテロを将来の教会
指導者として見据えておられた。
そのために、主はペテロを取り
扱われた。もはや自分に頼る事
のないように、ペテロの一番の
弱点を砕かれた。サタンのふる
いを許されたが、主ご自身が
そのまっただ中で守られた。
あなたも失敗しただろうか。ペ
テロは失敗に大泣きした。あな
たも失敗に打ちのめされ、失望
し、落胆し、もう立ち上がれな
いと思っただろうか。主はあな
たを御手の中の器として、用い
るために、そのところを通され
たのだ。あなたを砕くためであ
った。取り扱われたのはあなた
の一番の弱点のはずだ。あなた
を砕いて、間に合う、有用な器
に整えるためであった。決して
自分を誇れないように、自分に
頼らないように。砕かれる事は
恵みだ。失敗をも益として下さ
る。神に頼る者と変えられてる。
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私達はみな、本当の自分という
者を知る必要がある。弱いとこ
ろ、痛いところを示され続けな
がら砕かれ小さな事でも主に尋
ね求めて行くものに変えられて
いく。