2025年11月01日(土)

「この女は、自分にできることをしたのです。埋葬の用意に と、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれたのです」マ ルコ14:8



マリヤの行ないを通して、「時」と「機会」について教えられ
る。信仰生活で、時と機会は大切だ。マリヤは、食卓の主
に、石膏のつぼを割り、香油を主の頭に注いだ。300万と
も言われる、非常に高価なものだ。よく女性は、結婚の時
のためにと、少しづつ貯えると言われる。マリヤは、今まで
少し、〃と蓄えたであろう、彼女にとって非常に大切な、高
価な香油を、惜しげもなく主に注ぎ尽くした。

主への感謝と愛が溢れ出たゆえだった。今から十字架へ
と向かわれる主を、どんなにお慰めした事だろう。何も知ら
ない弟子たちは、マリヤを責め、無駄な事だと憤慨した。貧
乏な人達に施せるのにと。しかし主は、マリヤをかばわれた。
わたしのために、自分にできる事をしたのだと。主はその愛
の行為を受け取られた。肉は利得で動くが、愛は打算が無
い。

肉は、自分に利得が無い事を何もしたくない。する意味がな
い。だが愛には損得勘定が無い。「しかし、上からの知恵は、
第一に純真であり・・」とあり、御霊の支配にある時、主をお喜
ばせしたい一心だ。「貧しい人々はいつもあなたがたと一緒に
いるが・・」とのように、いつでも出来る事と、今しか出来ない
事がある。

この時と機会を逸したなら、マリヤは香油を塗る事が不可能
だった。この後、主は十字架へと向かわれた。主の墓に行
った女性たちは、香油を塗れなかった。御霊の示される貴
重な「時」と「機会」がある。、もし今、何かを示されていたな
ら、従おう。

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主は「自分にできることを」と言われる。それぞれ異なるが、
自分に出来ることだ。平安にされる。そして、時と機会が
与えられる。時と機会を逃さないように、祈りながら、主の
導きを悟れますように。