2025年07月02日(水)

「しかし、みこころは一つである。だれがそれを翻すことが できようか。神はこころの欲するところを行なわれる」 ヨブ記23:13



ヨブは、ある日突如、10人の子どもたちを亡くし、しもべたちや家
財、家畜等、すべての財産を失った。更にヨブ自身も、全身に悪性
の腫物ができ、極度の苦痛に襲われた。だがヨブは、御心は一つで
あり、主が欲する事をされると信じていた。主の欲するところは、
しばしば私たちの思いと大きく異なる。時に理解できず、納得が行
かない。

しかし主は、私たちが理解できなくとも、従う者と造り変えるため
に、ある時、理解を越えた事柄を送られる。「前へ進んでも、神は
おられず、後ろに行っても神を認める事ができない」右に行っても、
左に行っても主がおられないと。余りにも厳しい試練の中で、時に
、何がどうなっているのか、どうしてこんな事がと、わけがわから
ない。

本当に主がおられ、主は愛なのかと、思うかもしれない。そのよう
な状況の中で、信仰により「神は最善をされる」「神にはご計画が
ある」「益とされる」「愛されている」と、尚も信じ従う者と造り
変えられて行く。疑いや不安、恐れや思い煩いが来る。悪魔の火矢
が飛び交う。

「しかし、神は、私の行く道を知っておられる」。私たちには見え
ないが、主は先をもご存じだ。それを信じる者へと少しづつ成長さ
せて下さる。時に厳しい試練だが、テストであり、心の内にあるも
のが、調べられ、自分で自分を知る時とされる。そして金のように
出て来る。練られて一段階成長させられる。
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試練の中で、何度も主に問いかけ、答えを求めて祈り続ける。そし
て、どちらに行っても最善だとの平安を得る。主は応えてくださる。
どんな時にも、まっすぐに主を仰いでいたい。