2009年04月25日(土)

「レハブアムの王位が確立し、彼が強くなるに及んで、彼は主の律法を捨て去った」U歴代12:1

ユダのレハブアム王は勢力を増し、国を治めるようになると、主を求める事を止
めた。主により確立された王位を、自分の力で得たものと勘違いした。

不信の罪に陥って行った。これは、人が、どんな時に神を離れるかの、典型的な
例だ。苦しい試練の中では、人は、神に向かい、必死で神をあがき求める。神に
拠りすがる。苦しみは人を神に追いやる。

試練の時は、むしろ神に近い。人が神を離れるのは、順境の時だ。神に頼る必要
がないので、自分の力を誇り、高ぶってしまう。自分の力だと錯覚し、慢心して
罪を犯してしまう。試練でなく、成功の時に、人がよく倒れてしまうのはこのた
めだ。

エジプト王シシャクがエルサレムにまで攻め上って来た。その時、預言者が「あ
なたがたがわたしを捨て去ったので、わたしもまたあなたがたを捨ててシシャク
の手に渡した」と主の言葉を伝えた。神から出た事であった。

すると王はへりくだり「主は正しい」と言った。彼らの悔い改めをご覧になり主
は裁きを撤回された。今、あなたの目の前の問題に「自分は正しい」としていな
いか。自分の力を誇り、高ぶっていないか。

「主は正しい」とへりくだって、悔い改める時、いかなる状況であれ、救いを与
えて下さる。高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みを与えられる。

成功で霊的に倒れた人は少なくない。成功し、強くなる時、自分の力によるとの
高ぶりの誘惑が来る。自分を誇りたい、まさに悪魔の誘惑だ。成功の時こそ慎み、
栄光を神に帰し、ますますへりくだるべきだ。

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神が与えて下さったものを、自分が得たと勘違いしてしまう。自分を誇り、サタ
ンにやられてしまう。今、与えられているすべてものは、神によると、今一度へ
りくだり、感謝を献げよう。